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死に際

常務が、お風呂の中で死ぬ死ぬと歌っているらしい。     

この間、会社の最後を看取るおくりびとの話を、NHKスペシャルで放映してい

た。

経営コンサルタントの専門家が、会社の廃業を最後まで手伝うのだ。

具体的には、あるガソリンスタンドと印刷会社の廃業が取材されていた。

人間は、生まれると必ず死ぬ。

会社もだろう。永遠には続かない。創業578年(なんと飛鳥時代!)の宮大工

さんの会社があるとはきくが。

義父母が、よく「死に際三年」と言っていた。

それまでがどんなにおぞい(わるい)人生でも、死ぬ前の三年間が良かったら、

その人の人生は幸せでよかったといえるのだと言う。

私の「死の師」は、以前飼っていた犬のポン太、カン太である。

玄米、薄めたみそ汁、麹、豆麹、甘酒を普段の食事にして、病知らずで2匹

とも大往生だった。

人間も会社も、生きたようにしか死ねないのだろう。

今ごろになって、ポン太、カン太は死に際三年も大好きな肉はたまにしかもらえ

ず、私の勝手で本犬は、好きでもない玄米やら麹を食べさせられて幸せだった

のかなあと、空のケージをながめながら想う。

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