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人間も花も、万事塞翁が馬

前回の矢車草の続き。先週、つぼみだった花が咲きだした。ピンクと青のきれいな花だと喜んだのもつかの間、晩、強風が吹いた。すると翌朝、つぼみが4倍の方は、茎が倒れてしまった。慌てて支柱を立てたが、写真の通り。

いくら真っすぐに直しても倒れてしまう。そして、根がこれだけの高さの花を支えきれないのだろう。花の先端も、頭が下がってきてしまった。

まだ花が咲く前は、細い花に「がんばれよ」と声をかけていたのに、今では4倍の方に「大丈夫かあ~」と声をかける始末。その点、細い花は身が軽いので、持ちこたえている。4倍の花は、よおけ(たくさん)つぼみをつけて、花もよおけ咲くだろうと思っていたら、自分の身の重さがあだになってしまった。

人間も花も、何が幸運で不運か、一寸先はわからないものだ。人間も、このやせへごろくの花のように生まれた環境が悪くても、そのおかげでたくましく育つこともできる。また、栄養たっぷりで4倍の花になっても、そのずうたいを持ちこたえられずに、一晩の風で倒れてしまうものもいる。

どちらも、花の人生(花生と言うのかなあ、、)をまっとうして欲しい。会社もずうたいばかり大きくなっても、自分の身を支えきれなくなってはダメだ。根っこが大事だ。『土を腐らせず、根をはる』

弊社は、『土を入れ替える』から。一日一すくい。一日一センチでも前進だ。現場のY、「なに!ほれ!ほんなことしてると死んでまうが!」とあきれられた。

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