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春先に、おばから矢車草の苗をもらった。自宅の玄関先のプランターならぬ火鉢に植えた。これは昔の暖房器具の火鉢を、プランター代わりに使っている。この火鉢に、7~8センチ程の苗を2株植えた。もう1株は、平べったい植木鉢に植えた。

その3株の苗はそれぞれに成長して、写真の通り。火鉢の苗はぐんぐん大きくなって、植木鉢のはそれなりに。同じ苗を植えたのに、この違いだ。火鉢の左の花のつぼみは32個で、植木鉢の方は8個。大きく育った花は、ちょうど4倍だ。

火鉢の土は、量も多く肥えているのだろう。植木鉢の土は、量も少ない。種は同じでも、土によってこれほどの差だ。人間も同様のように思う。同じ子どもでも、育った環境でかわってくる。子供を産み育てる母親によって、子どももいかようにでもなるのかもしれない。そう考えると、母親の責任は重大だと思う。

こどもの日を前に、母親として思う事も多い。土なぶり(土いじり)をしながら、このやせへごろく(やせっぽっち)の花に、「がんばれよ」と、心の中で声をかけている。母親は土、土壌だ。そう思うと、土作り、土壌作りがどんなに大事か。身につまされる。土も腐らねようにしなければ。会社も同様。発酵のマルカワみそのおおもとの土壌が、社風が、腐っているのでは、元も子もあったものでない。

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