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自家採種

高い志で作っているマルカワ農園の大根、そんじょそこらの大根と訳が違う。種が、在来種なのである。在来種とは、古くから存在する種で、代々続く。この種を来年もまくと、同じ大根が育つ。この種は、自家採種できる。マルカワがお得意の『自家採種』だ。

在来種に対してF1の種は、スーパーなどで売られている野菜の種で、一代限りで、来年には続かない。また、自家採種もできない。

と、言うことで、自家採種しただけで足りないので、種屋さんから在来種の大根の種を買って、勢い勇んでまく。だが、だ。育った大根にスが入ってしまう。昨年の一昨年もだ。

こんな看板だけは、一人前に看板屋さんに頼んで作ってもらったものの、看板代どころか、種代も出ない。この場で、愚痴な話で申し訳ございません。この看板、階段下に押しやられていたので、引きずり出してきた。この看板も、こうして日の目を見れることができて、よかった、と一人で満足。見てくださった方に感謝。と、言うより、この看板を見て大根を買って下さる方がいて、この看板も、報われるのだが。

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