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黒いもの

この間、出麹(麹の出荷)の品質チャックの時、気づかずに一晩麹を常温でほおって(放置)おいてしまった。翌日には、写真の左の色になってしまった。

麹は、蒸米に麹菌をふりかけて36度の室で44時間保温して作る。麴菌が蒸米の内と外に増殖するのを『はぜこみ』と言う。このはぜこみが進みすぎると、このような黄土色の麹になる。

この麹で甘酒にしたのが、写真の右。この色である。これはヨーグルトメーカーで作った甘酒の上部の部分。中は、それほどでもない。社員にも味見で回すが、売れ行きが悪い。この色を見ると、手も伸びない。

でも、真っ白のものより黒いものを食べろと言う。白米より玄米、白砂糖より黒砂糖、白い塩より自然塩、味噌も、若い味噌より色のついた味噌の方がこくがある。とは言うものの、この甘酒の色では、、、

食べてみると、甘くておいしい。豆乳甘酒にして飲もうと思う。コロナひとり時間を楽しみながら。

お客様は、麹を常温でそのままにほおっておかないでください。冷蔵庫でも、品質が劣化します。お手元に届き次第、冷凍庫保存をお願いします。

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