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エリザベス女王

新聞に、エリザベス女王のことが報じられていた。女王は、25年以上も同じジャケットを着回していらっしゃるそうだ。その上にだ。そのジャケットのメーカーが、女王に無料提供を申し出たという。でも、その申し出を断わられたとのこと。

私だったら、タダであげると言われたら、とびついて「気の毒な!ありがとうございます!」だ。エリザベス女王は、とても倹約家だ。で、ニュースは締めくくられていた。いくらでも新品の服を買うことができるのに、ご立派だと思う。

女王は、1枚の服を長く着て、長くつきあっていらっしゃる。私は、物も人も同じだと思う。1枚の服も長く着ると、年ごとに着心地、風合いがかわる。人も同じだ。長く付き合うと、ぱっと見では、わからないその人の良さ、意外な一面が見えてくるものだ。

私は、友達が多くない。ママ友は、子育ての時はそれどころではなく(親子が食っていくのに精いっぱいで)、一人もできなかった。「1年生になったら、ともだち百人できるかな」の歌があるが、およびでもない。「私、友達も多くえんし(いないし)、、」と、現場のOに話したら、意外な顔をされた。 

私の日頃の笑いは、ごまかしての笑いのように思う。辛さ、悲しさ、哀しさ、解決できない問題と直に向き合うと身が持たないので、こうしてスルーしているのだ。私という人間とも、エリザベス女王のジャケットのようになが~く付き合っていただけると、すこ~しは分かっていただけるかなと思う。ブログを読まれていらっしゃる方とも、ことこと極弱火の煮込み料理のようなお付き合いを。火を止めた後も、予熱がいつまでも続くような。

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