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魚のほね

子どもの頃の話。ある日、うちで魚を食べて、のどに魚のほねがひっかかった。親は、水を一気に飲むようにとか、ご飯をかまずに飲み込むと取れるとか言う。でも、ほねはなかなかとれなかった。

この魚のほねがひっかかっていても、息はできる。物も食べることはできる。私の命には、別状がない。が、どこにいても、何をしていても、絶えず、気になる。

私の喉にひっかかった、こころの『魚のほね』も、おめでたく無事に年を越した。昨年からずう~っと大事にしている。悩み、気がかり、心配、哀しさ、淋しさ、なもかも(すべて)繰り越しとして、私の人生の、今年の第一行に記載された。

私は生きてきて、このかた、魚のほねがひっかかっていなかった時がない。 絶えず、いつも何かがひっかかっていた。自分ではどうすることもできない悩み。行き着く所まで行かないと解決しないかもしれない問題。 たとえ私が死んでも続くだろう問題。 

かもしれないが、私の一言が、私の後ろ姿(猫背)が、少しでも周りに影響を与えるのなら私も、生きているかいがあると言うものだ。あると言いたい(私、実は結構へっぴりごし)

昨年は、私のつたないブログを読んでいただき、ありがとうございました。 今年も、よろしくお願いいたします。

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