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道草を食う

最近は積もった雪が凍らず、しみのりがしたくてもできない。ひと冬に一度もできない年も多い。私も河崎家に嫁いでからも40年の間に、子供と2~3度、犬のポン太、カン太と数回できたくらいだ。 

最近の温暖化で気温も上がり雪も昔より降らず、しみのりの楽しさをわかる者も少ない。それと、子供たちも外の遊びをしなくなった。家の中でスマホに、アイパットに夢中だ。

再び、私の昔話(今のことはすぐ忘れる割に昔のことはよく覚えている)に戻る。小学生の時うちに帰るのに、全く逆方向の友達の家にランドセルをかついでわざわざ遊びに行った。その友達はアパートに住んでいて、ざいご(田舎)の機能的でない古い家に住んでいた私の目には、きれいなアパートが新鮮にうつったものだ。

道草を食いながら学校に行き、帰った。その道中いろんなことを見て知った。今の子供たちは、無駄はないがキチキチしすぎて、ゆとりがないように思う。時代が違うので仕方ないが。「昔は良かった」とは言わないが、心の豊かさを考えたら、、、と、無駄なようで無駄ではなかった道草を今でもなつかしく思い出す。

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