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失敗は成功のもと

京都のH農園のHさんが来社された。ちょうど、マルカワ農園のKも話に加わった。弊社の農園部門は単独では苦しい経営状況で、Kはその点と大豆が思うような品質にならないのが悩みだと話す。

すると、Hさんはkに「自慢でないけど、私の方があなたより何倍も失敗している。その悔しさを力にしないと、農業では生き残れませんよ。」要は、失敗は成功のもとということだ。

Hさんは、米の自然栽培に取り組んでいらっしゃる。自分でやってみて失敗して、う~~~ん~~~と考えて、次は違うやり方でやってみて、また失敗して、の繰り返しだったとのこと。

最初は、米が反当り30キロ(半俵)しかとれなかったと言う。半俵は少なすぎる。相談役が32年前に、(有)瑞穂の別会社を立ち上げて、有機無農薬栽培で米を作った時でも4俵は穫れた。

これは、(有)瑞穂は有機栽培、Hさんは自然栽培の差だと思う。Hさんは、その時、稲刈りをせずに、稲の穂だけを摘んだとのこと。今の農法を自分の農法として確立するまでに20年かかったと言う。

「石の上にも20年」血のにじむような努力だったと思う。Hさんの日焼けしたごつごつの仕事せ(働き者)の手を見て、血と汗の結晶の20年に思いをはせた。そう思うと、私も勇気づけられる。私も、考えるぞ! う~~~ん~~~と。知恵を絞って絞って絞り尽くすまで。

(続く)

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