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うみねこ

ねこつながりで今回もねこの話。先週宮城から生産農家さんのNさんが来られた。耕し方(こちらでは田おこしと言う)が終わり、今月末に田植えの予定とおっしゃる。

田んぼの話になり、Nさんの田んぼめがけてうみねこが飛んで来るのだという。海にえさが少なくなると、Nさんの田んぼは無農薬自然栽培なのでドジョウが多くいるのをわかっているのだ。

このうみねこ、最近では口が肥えてきてザリガニを食べている最中にどじょうを見つけると、ザリガニをそっちのけで美味しいどじょうをつかまえて食べ出すのだそうだ。そのため、殻のかたいザリガニが多く食べ残してあるとのこと。

うみねこでもうまいもんが食べたいのだ。人間も然り。実家の父が「ぜいたくをし始めるときりがない。コロッケを食べていたもんが、給料が多くなったからとステーキを食べ出したら、またコロッケには落とせんのじゃ。ほやで(そうだから)ステーキを初めから食べんでいいんじゃ。」が口癖だった。

うみねこもどじょうがいなくなったら、かたいザリガニを食べるのか。背に腹は代えられない。

Nさんの田んぼに来たうみねこ。写真はNさん提供。

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