待つ
- 2021/05/01
- みそについて
こうして整地した畑に、大叔母からもらったキャベツとブロッコリーの苗を植えた。また、アスパラガスの株を植えた。どうして、アスパラガスかというと、以前この畑に義母が植えたアスパラガスが、毎年、芽を出していたからだ。
アスパラガスは2年後にならないと、芽が出ないと言う。2年たってからのお楽しみだ。
手造り味噌のお客様も、味噌を仕込まれて10ヶ月寝かせて待つ。遠足や旅行も、計画をたててから出発日まで待つが、その間から旅行は始まっている。手作り味噌も、待っている間も味噌とつながっている。
自分で手間ひまかけて作った味噌で、味噌汁を作る。心が豊かに感じる。自分で育てた野菜を自分で料理していただく。その『ものがたり』『ストーリー』を大事にしたい。『待つ』ことの大事さ。待つことは決して何もしないことではない。
味噌は、待っている間に確実に発酵している。アスパラガスの株も、地面の中で2年間芽を着実に伸ばしている。想いをあたためて、あたためて熟考することも大事だ。弊社は天然醸造をうたっている。速醸では、マルカワみそでない。

(続く)