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年寄りの冷や水と逆効果

陽気も良くなり、体も動かしやすくなった。最近、運動不足だなあと感じ、思い立って筋トレをした。犬のポン太、カン太が死んでからというもの、散歩にもいかなくなった。夫婦けんかも食って欲しくても食わせる犬もいず、へんもない(さみしい)限りである。

ほんの少し体操をした翌日、あれ?筋肉痛かあ?左足の付け根が痛む。でも、歩けるのでそのままにしておいた。が、10日たっても日にち薬が効かない。年寄りの冷や水とはこれを言う。

これは・・骨がどうかなっているのかとの不安を覚え、病院へ。お医者さん「はい!ここまでは曲がるんですね!はい!こちら側は?!」と、威勢よく痛い左足をこっち曲げ、あっち曲げ。「あ・い・た・た・た!」と私、診察台の上で身をよじらせた。

レントゲンの結果「骨はなんともないですよ。」と言われたものの、診察室を出る時には、松葉つえをつかないと歩けなくなってしまった。仕方なく病院で松葉つえをレンタルして帰宅した。逆効果とは、これを言う。

(続く)

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