オーガニック・無添加・食品のお店

おもい

米の生産農家Nさんの話は続く。米を育てるには、その適期に技術がいる。その技術はとても大事だ。でも、それだけではない。もうひとつ大事なことは『おもい』とおっしゃる。おもいは、『念い』が一番合っているのかもしれない。『念い』は、調べると、強い意志、信念とある。要は、心がこもっているかだ。

生産農家さんの心をこもった大豆や米を、心をこめて味噌にして、パックして出荷する。生産農家さんのおもいを受け継いで、お客様まで届ける。こころのリレーのランナーが、一人一人の社員であり、その中の一人がこの私なのだ。

弊社も、それぞれの社員が、おのおのの部署で、自分の得意なことを生かして仕事をする。こころからありがたく思う。誰ひとり欠けても、バトンはつながらない。

前回の話で、親の心、子知らず。と言ったら、子の心、親知らず。もだった。我が子にしたら(全員成人だが)子どもの頃、辛い思いをしているので、それがどうしても態度や言動に出てしまい、今の自分になってしまわざるをえないのだと言う。具体的にいうと、かまってもらえず、金銭的にも余裕がなかった。と言う。

夜な夜な、夫婦の反省会は続く。ほったらかしの子育てのおつりかつけかわからないが、つつしんでお受けしよう。私のおもいも立たせていただきたい。できれば、立った後、つなげたい。と、へっぴり腰な言い方にとどめておこう。「私のおもいも、立たせて!歩いて!つなげてみせるぞ!」と言ってしまうと、できなかったら「ほら、見ろ」と言われるし、、とか思って、いじいじ、グネグネしている。

(続く)

この記事に関連するかもしれない記事