ただの草、ただの人
- 2021/08/12
- みそについて
この草と言うか、花というか。名前もわからない雑草。
昭和天皇は、「もともと雑草という草はない。どんな植物でも皆名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考えでこれを掃除してはいけません」と、おっしゃられたそうだ。
雑草一本にも存在価値があるのなら、人間ひとりにもまた存在価値がある。
雑草がただの草なら、私もただの人の部類だろう。天地がひっくり返っても、オリンピックにも出れなければ芸能界デビューも無理だ。
でも生を受けたからにはなんとか、野良ばえの雑草のように、野良犬だったカン太のように、たくましく生き抜かなければ。雑草ではない、名を知らないだけの草のように。

おまけで、かぼちゃの苗も這い出した。これも野良ばえだ。