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木桶+天然醸造

木桶の修理をしてくださったUさんは続ける。「昔は木桶と言うと、古臭い、木くずが入ると言うイメージだったが、最近になって見直されてきた。」確かに弊社も、味噌を掘り出すと木くずが混入することがある。そこで対策として、木桶の底にステンレス製の底板を敷くことになった。

木桶は、桶の厚さが5センチ以上あるので、外気温がすぐに味噌に届かない。その代わり、外気温が冷えても味噌の温度は下がらない。これもゆっくりじっくり発酵だ。そうでなくても、弊社の味噌は発酵方法が天然醸造だ。ダブルで究極のゆっくりじっくりのスローフードだ。

今現在、日本の「伝統的酒造り」(麹菌を使った酒造り)が、国内では登録無形文化財に指定されている。これを、国外に向けてユネスコ無形文化遺産の登録をめざしていると言う。麹菌を使った味噌つくりも、後に続きたいものだ。

竹のたがの木桶。最近、竹も手に入りにくく、鉄の輪での修理が多い。

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