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木桶の修理

先日F製桶所のUさんが、弊社が頼んだ木桶の修理を終え、トラックで持って来られた。3トンの味噌用の木桶4本を、弊社の社員も手伝って降ろした。

Uさんがおっしゃるには、1本の木桶を作るのは3人の人材が必要で、その3人が息を合わせて作らなければならないそうだ。Uさんは男3人兄弟で、それこそ力をあわせ、息を合わせて、木桶作り一筋に打ち込んでこられた。

でも、Uさん3兄弟も寄る年波には勝てず、後継者が育たず廃業を決意された。大きな桶の製作は辞めて、修理と小さな桶の制作を続けていらっしゃる。

愛知県のH味噌さんは、やはり木桶の方が味噌の味が違うとの信念で、若い社員さんを木桶職人に育てられたと聞いた。それじゃ、うちも!とは言い切れない。H味噌さんは立派だと感心した。

Uさんはとても身が軽く、もたもたしていない。

Uさん「この木桶は、これから百年持ちます。」と太鼓判。木桶のたがは竹で編むのが本来の作り方だが、これは鉄の輪だ。

(続く)

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