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大木の命

『命』絡みで、きょうは本宅裏庭のケヤキについて。このケヤキの木はいつから命があるのか知らないが、私が嫁ぐ前から生い茂っていた。

ところがである。今年の春、青々とした葉が半分ほど、はらはらと落ちた。私は、春の強風で葉が落ちたのだろうと思っていた。それが、夏にはまる裸になってしまった。

以前、森林関係の仕事をしていた社員のOの話によると、このケヤキの木の中では生きている枝は1本だけで、残りは死んでいるとのこと。また、いつもお世話になっている大工さんの見立ても同様で、来春青い葉が出なかったら、木を切らなければならないと言う。

義父が「家には老人、庭には大木」と言っていた。どちらも家の重しとなると言う意味だ。味噌も、重しが必要だ。重しをせずにたくあんを作る事はできない。今、河崎家には義父もいず、来年大木もなくなるとなると、もぬけの殻のようだ。社長も私も、体重だけは自信があるが、はたして河崎家の重しとなりえるのだろうか。体重ではなく威厳の問題だ。

先週撮影

(続く)

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