オーガニック・無添加・食品のお店

味噌がはいっていない味噌汁

私は、品質管理の仕事をしているので、味噌や甘酒の味見をすることが多い。この間も、甘酒の試食をしていて、私はおいしいと思うのだが、現場のОやTは、微妙に首をかしげる。

私は、結構何でもおいしい派。子供の頃、食べ物で文句を言おうものなら、父に𠮟られた。大正生まれだった父は、「どこたらの偉い人(どこかの。父は固有名詞をあげた。歴史上の人物)は、味噌汁に味噌がはいってえん(いない)でも、おいしいと飲んだんじゃ‼」と、こうだ。味噌がはいっていない味噌汁と父が言ったのは、はっきり覚えている。要は、奥さんが味噌を入れ忘れた味噌汁ならね、ただの汁でも、おいしいと飲んだ話。

それは、ごむたいな(汗)。こども心に、ほれは(それは)おいしくないなあ、と思った。こうして、私の舌のストライクゾーンは幅が広く育った。でも、品質管理を仕事としている以上、味にも敏感になっていきたい。本物の味に出会うには、本物のうまいものを食べなくてはいけないのではないか。ん? うまいものを食べるには、お金がいる。チントンイーシャー‼(ちょっと待て)

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