オーガニック・無添加・食品のお店

カラスの命

前回の話は続く。ケヤキの木を切ると聞き、ちょっと待てよ。となった。あの木には、うちのカラス一家の巣がある。なにも、うちが飼っているわけではない。が、おお昔から代々住み着いているのだ。

うちのからす、つばめの巣は小突くはで、こざにくい(子憎たらしい)カラスだ。我が家に、犬のポン太、カン太がいた時もそうだった。2匹と私が散歩に出ると、木の上で見ていて「ふん!あのバカ親子、行きさらした(行きやがった)。」と、せせら笑って下に降りてきた。そして、2匹の犬小屋に来て、そばの棚にある犬のおやつの中から、一番高いおいしいジャーキーを袋ごとくわえて、飛んで行ってしまった。その翌日には、中が空のビニール袋が近くの畑にほおって(捨てて)あった。

そんなカラスだが、子カラスが巣から落ちたことがあった。飛ぶことができず、地面をよちよち歩きの子カラスを、つながれていたカン太がかみ殺してしまったことがある。

そんなこんなのカラスだが、いざ巣を撤去となると、かわいそうな気もしてくる。来春、巣の中に卵がない時に木を切らなければいけない。カラス一家も引っ越しだ。

この記事に関連するかもしれない記事