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ほんこさん

秋分の日が23日で、祝日だった。秋には我が家の周りでは、報恩講が各家でとりおこなわれる。通称「ほんこさん」と言われている。

ほんこさんには、以前は各家が回り番で宿になり、どうぎょ(同行、同じ宗派)の方々と、夕ご飯をごえんさん(お坊様)と一緒にいただいた。その時のごっつお(ご馳走)が、五目すし、油げ(油揚げ)の煮たの、白和え、なます(酢の物)などそれぞれのお宅の家庭料理が出される。

ほんこさんの料理を思い出していて、麩のからし和えを思いつき作ってみた。これは火を使わない時短料理。もどしたお麩ときゅうりを、からし、白みそ、酢麹、甘酒、すりごまであえるだけ。なんてことはない料理だが、これがまた私の口には合う。

若い時には、なんでこんなものがおいしいのだろうと思っていたものでも、妙に美味しく感じるものだ。年を重ねての新しい発見もある。

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