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ひとの口

味噌の掘り出し担当のIから、次にパックする味噌が届いた。昨年の9月仕込みの味噌だ。最近は温暖化で気温が高いのもあって、味噌の発酵期間は10ヶ月ほどになった。以前は、弊社も1年発酵をうたっていたが短くなった。

この9月仕込みの味噌、9ヶ月はたっているので1ヶ月後にパックするのなら、OKだ。でも見たところ色が若い。履歴を調べると、大豆を半煮半蒸(最初煮て煮汁を捨ててから蒸す)している。煮ているので大豆の色が若くなる。大豆は蒸すと味は良いが、味噌の色は濃くなる。

この色が少々若めの味噌を、さっそく味噌汁にしてみた。する前は「この味噌、色も若いしなあ」とあまり期待していなかった。でも、いざ作ってみるとまんざらでもない味。と言うかあっさりとした味で、だしなしでもこれはこれでおいしい。こくはないがお吸い物風だ。小学生の孫も美味しいとのこと。

『人の口に戸は立てられぬ』と言うが、『ひとの口もすきぶすき(好みは人それぞれ)』だ。なお、ひとの口から出る悪口は、言われたら培返しだ!なんてことは、良い大人はしてはいけません。

(続く)

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